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バットマン > クレイフェイス

クレイフェイスClayface)は、アメリカンコミックバットマン』に登場する悪役。数人の同名キャラクターが存在する。

「泥の顔」の名のとおり、泥状の外見をした者たちである。

人物[]

原作コミック[]

  • 初代クレイフェイス
本名ベイジル・カルロBasil Karlo)。「Detective Comics 40号」初登場。
落ちぶれたホラー映画俳優。自分の演じたキャラクター「クレイフェイス」の仮面を付け殺人を繰り返す。
彼が活躍した50年代まで(いわゆるゴールデン・エイジと呼ばれる時期)の作品群は、後に「アース2」という別次元での出来事とされ、本編から切り離された。その後、次元混乱のシリーズで設定が統合され、初代も本編に復帰を果たした。再登場は収容所に囚われた囚人としてである。
三代目、四代目から輸血を受け、彼らと同じ能力を身につけて復活。他のクレイフェイスを集めて「マッド・パック」軍団を結成。さらに、彼らの力を奪ってアルティメット・クレイフェイスへと変身した。
二代目同様の泥状の体をしている。いかなるものにも変身できる。泥としてバラバラに流されても再生可能である。
バットマンの計略で能力が暴走し、地面に溶け込んでしまうが、力の源となる結晶を体中につけて復活する。
大地震により、ゴッサムシティが崩壊した「No Man's Land」シリーズにて再登場。ミスター・フリーズと共闘したり、ポイズン・アイビーとやり合って再び地中に埋められた。
  • 二代目クレイフェイス
本名マット・ヘーゲンMatt Hagen)。「Detective Comics 298号」初登場。
元トレジャーハンター。洞窟の中の不思議な泉につかり、何にでも化けられる泥の怪物となった。だがこの能力には時間制限があり、泉に戻る手間がかかる。後に泉の成分をゼリーにして携帯するが、能力は五時間しか持続しなかった。
上記の、次元混乱と統合を描いた「Crisis on Infinite Earths」シリーズの中で殺害された。
  • 三代目クレイフェイス
本名プレストン・ペインPreston Payne)。「Detective Comics 477号」初登場。
2代目の血を輸血され、触るものをなんでもプラズマ化してしまう能力を持った。姿は二代目同様泥のように崩れており、普段は防御スーツを着込んで行動する。
能力はある程度コントロール可能で、サンドラとの間に息子を儲けることが出来た。
  • 四代目クレイフェイス(レディ・クレイ)
本名サンドラ・フラーSondra Fuller)。暗殺組織コブラの暗殺者で、組織の技術で何にでも化けられる能力を持った。
プレストン(三代目クレイフェイス)との間に息子カシウスを儲ける。
  • 五代目クレイフェイス
本名カシウス・ペインCassius Payne)。泥のような体組織を分離させる能力を持つ。その組織は独自の意思を持つが、後に結合が可能である。また彼の組織は、他者と融合できる。融合した者は、カシウスと同じ能力を得ることができる。
父母から離され、政府機関の研究所に幽閉されていた。現在は二代目に良く似た外見をしている。
  • 六代目クレイフェイス(クレイシング)
本名ドクター・マレーDr. Malley)。カシウスの身体を研究していた政府機関の科学者。
その皮膚細胞と結合し、見たものを溶かす能力を持っていたが、破壊された。
「Batman 550号 "Chasing Clay"」にて初登場。
  • 七代目クレイフェイス
本名ジョニー・ウィリアムズJohnny Williams)。化学工場の爆発に巻き込まれ、能力を得た元消防士。
初登場話の「Batman 614号」では二代目ロビンに化け、バットマンを苦しめた。その二年後に上記の誕生話「Batman: Gotham Knights 60号」が出版された。
リドラーハッシュに、体の治療を餌に操られていた。死期が近づき、騙されていたことを悟った。バットマンに協力したが死亡した。

テレビアニメ[]

『バットマン』シリーズ[]

テンプレート:Seealso

コミックにおける初代と二代目の設定を融合する形で設定された。
本名マット・ヘーゲン。元はホラー映画の人気スターだったが、事故により顔に傷を負い、落ちぶれた。代役俳優が彼のサポートを行っている。美容会社が開発した美容クリームを使用し顔を一時的に復元してはスクリーンに登場していたが、ストックが尽きて狂乱、クリームを盗み使用し、更には見つかってギャング達に大量のクリームを浴びせられたところ、副作用で泥の怪物となってしまった。一度はバットマンに敗れ、病院に搬送されたが、抜け殻のような物を病院に残し脱走。自らは女性に化けて逃亡した。
どんなものにも変身できる。後に能力は進化していき、五代目の設定である分離して複数の人間になる能力も持つようになる。少女の姿として分離した一部がアクシデントで記憶喪失となり、ロビンと恋に落ちるという悲しい顛末もあった。
また、アニメ版コミックでは、同様の泥化症状を先天的に持つ少年に、変身能力を教えるという、何処か人間味のある複雑な内面をのぞかせる。
声はロン・パールマン。日本語吹き替えは江原正士。『ジャスティス・リーグ』に登場した際は上田陽司

『ザ・バットマン』[]

テンプレート:Seealso このアニメシリーズにはクレイフェイスとなる人物が二人存在する。

  • イーサン・ベネットEthan Bennett
ゴッサム・シティ市警の刑事でありブルース・ウェインの友人でもあったが、ジョーカーの作った何でも溶かす「ジョーカー・スライム」の成分を帯びたガスを浴び、肉体が変異して泥状の怪物になってしまった。クレイフェイス化した際の体色は灰色。
異形の姿になってしまったものの、しばらく肉体を泥状に変えなければ元に戻れる事が判明し、一度はブルースの協力のもと社会復帰に励もうとしたが、ジョーカーの心理誘導に乗せられて元の人間に戻ることを諦め、犯罪に走るようになってしまう。
自分を怪物に変えたジョーカーに恨みを持ち、何度か襲撃したが、最後にはジョーカー共々警察に出頭。その後新たなクレイフェイスとなったカルロと共に治療薬を打たれ、ようやく元の人間に戻ることができた。
グレッグ・ワイズマンによればブルースとイーサンの親友同士が対決するという構想はかつて自身が制作を務めたガーゴイルズのゴライアスとデモーナの関係から発想を得たとのことである。
声は原語版ではスティーヴ・ハリス、日本語吹き替えは風間勇刀が担当。
  • ベイジル・カルロBasil Karlo
シーズン4から登場。鳴かず飛ばずな三流の役者だったが、ベネットの治療のために取り出された彼の遺伝子を培養した液体を盗み出し、それを飲んでクレイフェイスと化した。クレイフェイス化した際の体色は茶色で、ベネットよりも巨大な姿になることができる。
オリジナルのクレイフェイスことベネットと激突し、共にバットマンに治療薬を打たれたものの、彼にはクレイフェイスの能力が残ることとなった。
声は原語版のシーズン4ではウォーレス・ランガム、シーズン5ではレックス・ラング、日本語吹き替えは西村朋紘(シーズン4のみ、シーズン5では原語版の声を流用)。

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